Instagramは米国時間10月3日、米国の会員向けに近く写真および動画の広告を配信すると発表した。同社によると、ユーザーは「今後数カ月」のうちに「不定期の広告」を目にするようになるという。
この変更についてInstagramはブログ投稿で次のように述べている。「自分がフォローしていないブランドの写真や動画が表示されるのはこれまでなかったことなので、最初は徐々に進めていく。われわれは、すでにInstagramコミュニティーのメンバーとして実績のあるいくつかのブランドから、美しく質の高い写真や動画を少しだけ提供することに力を注ぐつもりだ」
米CNETが確認したところ、広告はまだInstagramのモバイルアプリに表示されないが、コミュニティーから生じる可能性のある反発を抑えるため、Instagramはユーザーに対し、早めに慣れてもらおうとしている。ただし、Facebookの広報担当者は、広告を導入する具体的な時期を明かそうとしなかった。
こうした広告は親会社であるFacebookの利益に貢献するものだが、アクティブユーザーを遠ざける可能性があるほか、Instagramが2012年末に利用規約を一時的に改定した際のように、物議を醸すおそれもある。
同じような騒動を避けるため、Instagramは次のように繰り返した。「これまで通り、ユーザーが所有する写真や動画はユーザーだけのものだ。広告の導入によってこのことが変わるわけではない」
Instagramは、「ユーザーの多くがすでにお気に入りのブランドから受け取っている写真や動画と同じように、Instagramにとって自然に感じられる」雑誌並みのクオリティの広告を約束している。またInstagramによると、ユーザーはFacebook上と同じように、気に入らない広告があればクリックして非表示にできるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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