「Luxogram」「Instaframe」「Webstagram」といったアプリは気を付けた方がいい。Instagramは同社アプリに似た単語やロゴを使用する企業を特定し、その使用をやめるよう丁重に依頼している。
写真共有ソーシャルネットワークのInstagramは最近、同社のブランドガイドラインを更新し、一連の注意事項や禁止事項を改訂した。注意事項としては、「製品にその企業に独自かつオリジナルな名称を付けること」や「企業ブランドを象徴する独自のアプリアイコンをデザインすること」などが含まれる。
禁止事項は、さらに具体的だ。「アプリ名に『Instagram』『IG』『Insta』『Gram』を使用しないこと」「カメラのロゴ、Instagramの名称やロゴを使用しないこと」「製品内でInstagramスタイルのフォントを使用しないこと」などがある。
公平のために記しておくと、これらのアプリの多くは、Instagramの虹のマークが付いたカメラに非常によく似たロゴを使用している。しかし、その多くは、Instagramのエクスペリエンスを向上するようデザインされてもいる。
TechCrunchによると、Instagramはこれらの規則に違反するアプリを対象に、電子メールを送付し始めたようだという。Luxogramはそのようなメールを受信した企業の1社で、そのメールをTechCrunchに転送した。
InstagramはLuxogram宛てのメールの中で、「Instagramにおけるユーザーの共有を支援する製品の開発に関心を持っていただき、感謝している。当社は、開発者が素晴らしいアプリを構築することを奨励しているが、Instagramの公式アプリケーションや当社が承認または出資するアプリケーションに似た、他のアプリケーションを許可することはできない」と記している。「自身のアプリケーション用の独自のブランドを構築し、Instagramの商標を当社のポリシーの下で明示的に許可された用途にのみ使用することが重要である」(Instagramメール)
Instagramは、すべてのこのような模倣アプリに対し、「妥当な期間内に」ブランドを変更することを求めている。
Instagramの親会社であるFacebookも、同社名称で使用される語の再利用を厳しく取り締まっていることで知られている。行きすぎているようにも思われるが、同社は2012年、「book」という語の商標化を試みた。同社は既に、「F」「Face」「FB」「Wall」「Facepile」などを含む多数の商標を米国特許商標庁において認可されている。
米CNETはInstagramにコメントを求めているが、本稿執筆時点で回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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