調査会社Kantar WorldPanel ComTechが米国時間9月30日に発表した統計によると、6~8月の3カ月間に英国とフランス、ドイツ、スペイン、イタリアという欧州の5大市場で販売されたスマートフォンのうち、70%以上が「Android OS」搭載端末だったという。同市場における2位は予想通り「iOS」で、そのシェアは16%。いずれのOSも、前年同期比で約2ポイントの伸びを示している。
一方「Windows Phone」はこれら5カ国でさらにシェアを伸ばし、9.2%を獲得している。これは前年同期の5.1%と比較するとおよそ2倍だ。
Windows Phoneのこうした成長は、フランスとドイツ、英国という、欧州における3つの主要市場で大幅に伸びたことが主な理由となっている。英国では前年同期の4.5%から12%に増加し、ドイツでは3.8%から8.8%に増加した。また、フランスと英国のいずれにおいても2桁のシェアを獲得するのは今回が初めてである。
ドイツにおけるWindows Phoneの市場シェアは、iOSのそれよりも1ポイント低いだけとなっている。
Kantar Worldpanel ComTechの戦略インサイトディレクターであるDominic Sunnebo氏は声明で「Windows Phoneの最近の伸びには、Nokiaが『Lumia 520』や『Lumia 620』によって低~中価格帯市場に力を注ぐようになったことが大きく寄与している。これらのモデルは16~24歳と35~49歳という2つの主要顧客層、すなわちスマートフォンに対して価格と機能のバランスを求める顧客層のスイートスポットを捉えている」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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