Beats Electronicsが再び完全な独立企業になる。
台湾を拠点とするHTCは現地時間9月27日、同社がなおも約25%保有していたBeats Electronicsの株式を2億6500万ドルで売り戻すと発表した。これより前にHTCは、2011年に取得した約50.1%のBeats株式のうち半分を1億5000万ドルで売り戻している。
状況は2年前と大きく異なっているようだ。2011年にHTCがBeats株式を取得したのは、ラッパーのDr. Dre氏と音楽界の大物Jimmy Iovine氏が共同で設立したBeatsのオーディオ技術を自社製品に組み込むためだった。計画は実行されたが、この連携は双方にとってあまり喜ばしいものではなかったようだ。そのため、Beatsは提携解消の道を探っているとのうわさが流れていた。実際、2013年8月には、Beatsが新しい提携先を見つけてHTCと縁を切ろうとしていることを示唆する報道があった。
両社が提携した2011年の時点では、双方が売り上げの拡大に大きな期待を抱いていた。実際、この提携によってHTCは5億ドルの利益を得たといううわさもある。だが、HTCのスマートフォン製品の売れ行きが鈍り、Beatsとの提携が売り上げの拡大にほとんど貢献しなくなったことから、両社が関係を解消する必要があるのは明らかだった。ついにそれが現実となったのだ。
HTCは、2013年末までに株式の売却を完了する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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