Mozillaが、「Windows 8」の新インターフェース向けに「タッチ操作に対応」した「Firefox」の最新テスト版を公開した。バグ修正に関してユーザーの協力を要請している。
Firefoxの「Aurora」版は、この後ベータ版を経て最終版となるものだが、その最新バージョン26は、Windowsの最新版に合わせた複数の機能を盛り込んでいる。
「タイルベースの『Firefox Start』を備え、『Firefox Sync』、Windows 8のタッチ&スワイプ操作、スナップとフィル表示の切り替え、および『Windows Share』の統合をサポートし、それらすべてが簡略化された現代的で美しいインターフェースを通じて提供される」と、Mozillaは米国時間9月21日付のブログで述べている。またアイコンも、Windows 8スタートページの単色デザインのタイルに合わせて新しくなっている。
最新Aurora版はそのほか、ハードウェアアクセラレーションによる動画再生、「WebGL」による3Dグラフィックス表示、一部のJavaScriptソフトウェアを大幅に高速化する新技術「asm.js」などを備える。また、プロプライエタリなH.264コーデックを用いた動画も再生できる。以前MozillaはH.264に対応していなかったが、同コーデックがWindowsに組み込まれたのを機に対応するようになった。
Mozillaは、最新Aurora版の公開に際して次のように述べている。「今後数週間はパフォーマンスと応答性の改善にほぼ全力を注ぐ。これはまだプレビュー段階であり、大半の機能はほぼ完成に近いとはいえ、バグも必ず存在する」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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