Mozillaは、先週行った「Firefox」計画会議の議事録で、「Aurora」版(プレベータ版)に「Metro」スタイルのインターフェースを米国時間9月16日に組み込み、「Windows Aurora Firefox」ビルドを「Metro Preview Release」としてリリースすると明言した。「Metro Firefox」のベータ版は10月28日、最終版は12月10日に「Firefox 26」と同時にリリースされる計画だ。
MozillaがMetroスタイルバージョンのFirefoxの開発に着手したと発表したのは、2012年3月だ。「Windows 8」はまだプレビュー版リリースの段階で、正式リリースの8カ月前だった。まだMetroがWindows 8のデザインスタイルに対する正式名称だった。
Mozillaの開発陣は、同社のデスクトップ向けブラウザにおけるタッチサポートに関し、優れた成果を遂げている。こうした成果は、Metroバージョンにも適用されるはずだ。最終リリースに向けて、Mozillaの開発陣はさらに、全く新しいFirefoxアプリバーを開発している。これは、タブバーを上部に残しつつ、アドレスフィールド、リロードボタン、ブックマーク用の星型ボタンなど一般的な設定項目を下部のアプリバーに移すというものだ。
新たなFirefoxはリリースの際、ブラウザにのみ許されるユニークな特徴である、2つの性格を持つモードをサポートする予定だ。Windows向け3大ブラウザのうち、Firefoxが最後にこの特徴に対応することになる。「Internet Explorer 10」は、こうしたユニークなハイブリッドのWindows 8向けアプリの先例で、同一のブラウザエンジンで2つの表示を提供している。つまり、没入的な、プラグインのないアプリ(Metroスタイル)と、「Flash」などサードバーティーのプラグインに対応する従来型のデスクトッププログラムだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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