ニューヨーク発--ニューヨーク市では「iPhone 5s」の発売を待つ長い行列ができた。しかし、多くの顧客には「ゴールド」のiPhone 5sが品薄状態であることがすぐに分かった。
マンハッタン5番街にあるApple Storeの旗艦店で行列の先頭にいた男性は、64Gバイトのゴールドモデルを手に入れるために15日間待った挙句、同店で販売できる入荷台数が極めて限られていることを知った。
行列の先頭にいた19歳のBrian Ceballoさんは米国東部標準時間9月20日午前8時の開店を前に米CNETの取材に応じ、Appleからは当初、ゴールドの64Gバイトモデルは入荷していないが、探してみると言われたと話した。結局、Ceballoさんが欲しかったモデルは見つかった。Ceballoさんによると「在庫が1つあった」のだという。だが、彼の後ろに並んでいた人々は同じ幸運には恵まれなかった。
同店舗のApple広報担当者は、店内の在庫状況に関する情報はわからないと述べた。
ゴールドのiPhoneが欠品という状況に、行列に並んでいた他の多くの人々は不満をあらわにした。iPhone 5sの発売は、Appleがこのカラーで主力スマートフォンを提供する初めてのケースとなっているが、顧客は同端末を予約注文することができなかった。発売日にiPhone 5sを入手するには、列に並ぶしかなかった。とはいえ、ゴールドモデルは発売前から在庫が品薄とうわさされており、米国で最大規模のApple Storeの1つであるマンハッタンの直営店において同端末の在庫がないという事実がそのことを裏付けている。
多くのメディアがこれまでにiPhone 5sの供給が限られていると報じている。また、提携キャリアが供給の問題を抱えているとも伝えらえている。
オンライン上でさえも、ゴールドのiPhone 5sは全3機種で初回供給分が30分以内に売り切れてしまった。Appleは現在、出荷予定日を10月中としているが、一方「シルバー」と「スペースグレイ」の出荷予定日については、発売からわずか数時間後に7日から10日にずれこんでいる。
マンハッタンにあるApple Storeの旗艦店は午前8時に開店した。同店舗前の広場には約600人の人々が押し寄せ、さらに無数の人々が一角を取り囲んでいた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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