Appleと提携企業各社は米国時間9月13日、「iPhone 5c」の事前予約の受付を開始した。iPhone 5cは10日に発表された2機種のうちのローエンドモデル。これまでのところ、特に問題はないようだ。
事前予約開始は13日午前0時1分の予定となっていたが、Appleのオンラインストアは0時12分まで使用できない状態だった。米国太平洋時間午前0時を回った直後に事前予約が開始されたドイツ国内のT-Mobileや英国内のO2を利用した顧客たちは運が良かったかもしれない。
米国内では、AT&TとT-Mobileのオンラインストアでも事前予約受付を開始した。一方、SprintとVerizon Wirelessは午前0時20分の時点でまだ情報ページだけが掲載されていたが、同56分には両社とも新型iPhoneの事前予約を開始した。
iPhone 5cでは5色カラー、さらに16Gバイトと32Gバイトの2モデルから選択できることから、在庫管理がこれまでよりも複雑になっている。Sprintは、iPhone 5cの出荷は、イエローモデルを除き2週間以内と述べており、イエローモデルの出荷は3週間以内としている。
午前1時までに、英国、フランス、ドイツのApple Storeサイトでは、配送日がいずれも9月20日と表示されており、需要がまだ初回出荷台数に達していないことを示している。
iPhone 5cは、2012年に発売されたモデルである「iPhone 5」と内部仕様が極めてよく似ており、端末価格は2年契約時で16Gバイトモデルが99ドル、32Gバイトが199ドルである。iPhone 5は、今回販売打ち切りとなっている。顧客は現在、新型iPhoneをオンラインで注文することができるが、配送は9月20日以降となる。またこの日は、店頭での販売も開始される予定だ。
Appleは2012年、iPhone 5の初回オンライン在庫分が1時間足らずで品切れとなり、新規購入者は出荷まで2週間待ちの状態に直面した。まもなく、その期間は3週間から4週間後へと引き延ばされ、その結果、多くの新規購入者が早くiPhoneを手に入れるためにApple直営店か提携キャリアの店舗に出向くことになった。Appleが待ち時間を短縮できるようになったのはその2か月後で、ホリデーシーズンを目前に控えた11月初めのことだった。結果的にそのことがホリデーシーズンを含む四半期の売り上げ増加につながった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス