UPDATE Appleは米国時間9月10日、新主力製品「iPhone 5s」と新しい廉価版スマートフォン「iPhone 5c」を発表した。
iPhone 5sはコンポーネントが刷新されており、3色展開で、端末のロック解除や買い物時に利用できる指紋センサを搭載する。iPhone 5sの米国での価格は、2年契約で16Gバイトが199ドル、32Gバイトが299ドル、64Gバイトが399ドル。iPhone 5cはプラスチック製で、米国での価格は、2年契約で16Gバイトが99米ドル、32Gバイトが199米ドルだ。米国での事前予約は13日より、20日より販売開始となる。
Phil Schiller氏は発表イベントで、「iPhone 5cには、『iPhone 5』で顧客に愛されてきたすべての素晴らしい技術が搭載されているが、それ以外にも優れた点がある」と述べた。「素晴らしい新デザインが採用されている。われわれがこれまでに開発したどの製品よりも楽しく、カラフルなものである」(Schiller氏)
廉価版のiPhone 5cは、背面がポリカーボネートで覆われており、グリーン、ホワイト、ブルー、レッド、イエローの5色で提供される予定。画面の壁紙の色は、端末本体の色とマッチしている。Appleはこの新しいiPhone 5cに対し、29ドルのシリコン製でマイクロファイバーの縁取りがされたカスタムケースもデザインした。
iPhone 5cはiPhone 5と同様に、4インチのRetinaディスプレイを搭載し、「非常に高速なパフォーマンス」を実現する「A6」チップを内蔵する。バッテリはiPhone 5よりも大容量だ。また、iPhone 5と同じ、5要素レンズと赤外線フィルタ搭載の8メガピクセルの「iSight」カメラを装備する。
Appleは、同社最新主力端末となるiPhone 5sも発表した。同社によると、「これまでに開発されたどの端末よりも先進的なスマートフォン」であるという。高級アルミニウム製で、シルバー、ゴールド、「新しいスペースグレイ」の3色で提供される。
同端末には、新しい「A7」プロセッサも搭載されている。A7チップは64ビットで、PCのチップと同等の性能を実現する。iPhone 5sは、前世代システムよりも「最大で2倍高速」で、グラフィックス性能も2倍になっている。
Appleは、同社が「M7」と呼ぶチップも搭載している。M7は、加速度計、ジャイロスコープ、コンパスのデータを統合および監視し、A7の負荷を軽減する「モーションコプロセッサ」である。これにより、新しい「Nike+ Move」アプリのような新世代の健康およびフィットネスアプリが可能になる。Nike+ Moveは、ユーザーの動作を記録し、ユーザーの「Fuel」ポイントを追跡し、友人と競えるようにするアプリである。
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