廉価版「iPhone 5c」、ついに登場--「iPhone 5s」は指紋センサ、64ビット「A7」チップなど搭載 - (page 2)

Shara Tibken (CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年09月11日 07時53分

 バッテリ持続時間については、iPhone 5sの3G通話時間が最大10時間、LTEセルラーネットワークまたはWi-Fi利用時の閲覧時間が最大10時間、音楽再生が最大40時間、スタンバイ時間が最大250時間である。

 同端末には、Appleが設計した新しいカメラレンズも装備されている。開口部が大きく、センサが搭載されている。写真を撮ると、実際には複数の画像が撮影され、その中から最もはっきりした画像が選択される。また、適正カラーのフラッシュやその他の撮影モードを分析して提示する「True Toneフラッシュ」も搭載されている。

 また、同端末には、多大な期待を集めていた「Touch ID」と名付けられた指紋センサが搭載されている。同センサはホームボタンに組み込まれている。これまでと同様に、ユーザーが押下する必要のある物理的なボタンだが、ユーザーの指を感知する金属製リングがある。同センサは、端末のロック解除や「iTunes」からのコンテンツ購入に使用することができる。

 iPhone 5は提供が終了されるが、「iPhone 4S」は2年契約付きで無料で提供される予定。

 今回は、Appleが激しい競争に直面する中での新製品発表となった。ハイエンドのスマートフォン市場の成長が鈍化する中、Appleは新規顧客を引きつける方法を見つけるとともに、廉価版スマートフォンへと事業を拡大する必要がある。

 iPhone 5cには、Appleが同社市場を拡大する可能性も秘められている。同社のスマートフォンは世界中で人気が高いが、中国などの地域に住む大多数の人々は、800ドルものスマートフォンは高額すぎて購入できない。Appleは今週後半に中国でイベントを開催する計画で、世界最大の携帯電話事業者China Mobileとの提携を発表すると見られる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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