Facebook傘下でモバイルアプリ開発のバックエンドサービスを手がけるParseが開発者会議を開催し、これからリリースする多数の新サービスを披露した。Parseは、Facebookによる最近の買収において最も話題になった企業の1つだ。
新たなリリースの中で最も重要なのは、分析機能の追加だ。先のリリースでプッシュ通知に関するデータ解析機能が提供されたのに続き、「任意の統計項目セットを使って任意のイベント」を追跡するカスタム分析サービスがParseに追加された。
これは、Parseによって自動的に追跡されたデータに対して、カスタム指定されたイベントを計測するダッシュボードを開発者向けに用意するということだ。
Parseはまた、Parseによるアプリとサードパーティーによるサービスの統合を容易にするための、2つのクラウドモジュールを新たに追加する。1つはログインベースで、もう1つは画像のサイズ変更に特化したものとなる。
既にParseを利用してモバイルアプリを開発している企業には、The Food Network、Eventbrite、The Showtime Network、Ferrariなどがある。
「Unity」用のSDKを新たに提供したことで、Parseにとって(そして間違いなくFacebookにとっても)、ゲームがもう1つの重要な対象になる可能性がある。Unityは、ウェブプラグイン、デスクトッププラットフォーム、ゲーム機、モバイル端末向けのゲーム開発に使用される組み込み統合開発環境に対応するクロスプラットフォームのゲームエンジンだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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