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[ブックレビュー]“すぐやる”が最良とは限らない--「スタンフォード教授の心が軽くなる先延ばし思考」

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東洋経済新報社
詳細:単行本 / 117ページ / 東洋経済新報社 / 価格:1260円 / 著者:ジョン ペリー / 監修:John Perry,花塚 恵 / 発売日:2013/05/31 / 外形寸法 (H×W×D):19.0cm×13.4cm×1.8cm / 重量:0.3 kg
内容:すぐにやろうと思いつつも、ついつい先延ばしにしてしまいがち――。そんな人の思考を汲み取り、「先延ばしはそんなに悪いことではない」「先延ばしによるメリットがある」と説く本書。「やらなくちゃ」という心の負担を軽くしてくれるかもしれない。
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 やるべきことは先延ばししないで片付けた方が、後々苦労して片付けるよりもずっといいはずだ、とは誰もが考えるだろう。しかし、そうはいかないのが人間というものだ。「今はこっちの方が重要な気がする」「今はそれに取り組む気分ではない」など理由を付けて、より重要だと思われることでも、後回しにしてしまうことがある。そういうクセをやめたいと切実に考えている人には、この本は役に立たないかもしれない。なぜなら本書は、先延ばしにしても罪悪感を感じないようにしよう!と説いているからだ。

 本書は著者のエッセイ集だ。ついついやるべきことを後回しにしてしまうことに関する「よくあるよね、そういうこと」といった著者の経験と、「先延ばししてもいいんじゃない?」といった、先延ばしすることによるメリットがさまざまなシーンを例に語られている。先延ばしをしても心の重荷にならないような方向に思考を変えれば、それでいいのではないか、というゆるい考え方は、先延ばしが得意な「先延ばしや」の気持ちを軽くしてくれる。

 本書の最後に、ようやく先延ばしグセを直したい人へのアドバイスも少しはある。しかし著者自身は、紹介している本やサイトの情報を元に、そのクセを無理に治す必要はないと考えているようで、そのゆるい感じがまた先延ばしやを勇気付けてくれている。

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