米連邦捜査局(FBI)と国土安全保障省(DHS)は、連邦、州、市レベルの法執行機関の職員や幹部がモバイルOS「Android」の旧バージョンを使用することによって直面する脅威に対し、認識を強めている。Public Intelligenceが入手した文書で明らかになった。Public Intelligenceは、政府関連情報を一般に向けて公開することに注力する団体だ。
この文書によると、世界全体のAndroidユーザーの44%以上が現在も「Android 2.3.3」から「Android 2.3.7」の旧バージョンを使用しており、これらのバージョンにはそれ以降のバージョンでは修正されているセキュリティ上の脆弱性が依然として含まれているという。同文書は機密指定ではないが「公用限定」扱いとなっており、警察、消防、救急医療、保安要員向けに作成されている。
文書では、旧バージョンのAndroidはおろか、Androidをネットワーク上で利用している米政府機関の数は記載されていない。
文書には、Androidが引き続き「その市場シェアとオープンソースアーキテクチャのために、マルウェア攻撃の主要な標的」とされていると記されている。また、政府職員によるモバイル端末の利用が増加していることから、モバイル(OS)にパッチを適用し、最新の状態にしておくことがかつてないほど重要になっている」としている。
以下は、文書からの抜粋である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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