サムスンはソフトウェアで有名な企業ではないが、開発者の頭脳をうまく活用できるようになれば、状況は変わるかもしれない。
そのために講じた大きな策の1つが、10月に予定されているサムスン初の開発者会議だ。サムスンは米国時間8月26日、参加登録の受け付けを正式に開始した。このイベントの目的は、消費者の心と手をとりこにするスマートフォン用アプリを作り育てることにある。
同社Media Solution Centerでプレジデントを務めるWonPyo Hong氏は、声明で「サムスンは、スマートフォン、タブレット、テレビに及ぶアプリケーションとサービスを開発、販売、収益化する方法を学べる1つの場所を開発者に提供できることを喜ばしく思う」と述べている。
ハードウェアメーカーとしてはよく知られているサムスンだが、最近ではソフトウェアの分野でも信頼を得ようと取り組んでいる。例えば、最新スマートフォンの「GALAXY S4」には、「Smart Scroll」、「Siri」に似た「S Voice」、「S Translator」、メッセンジャーアプリケーションの「ChatON」など、「Android」OSの枠を超えて開発されたさまざまなアプリケーションが搭載されている。
また、サムスンは、自らが開発を推進しているOS「Tizen」についても大きな野望を抱いている。その目的は、同社のモバイルデバイスを競合他社製品と差別化するとともに、GoogleとAndroidへの依存状態からある程度距離を置くための手段を見つけることにある。
開発者会議で取り上げられるテーマは次の通りだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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