ソーシャルネットワークのFacebookは米国時間8月23日、「News Feed」の表示コンテンツを選択するアルゴリズムをさらに改良したことを明らかにした。今回は、自社のアップデートが一部の「ファン」にしか表示されない、とFacebookを批判していた企業の声に応えようとする手直しだ。
Facebookは、「Pages」の「最も興味深い」アップデートを会員のNews Feedに表示する新方式によって、問題への解決策を見出したと考えている。目指すのは、最も高く評価してくれるはずのファンに最適なPagesコンテンツを見せることだ。
FacebookでNews Feedランキング担当エンジニアリングマネージャーを務めるVarun Kacholia氏は、今回の変更について説明したブログ投稿で次のように書いている。「われわれがNews Feedのランキングアルゴリズムに加えた最新の変更は、人々がつながっているPagesで目にする通常のコンテンツを、個々のユーザーにとって最も興味深いものにするのに役立つ」
News Feedの変更の狙いについてFacebookは、最高品質のPages投稿だけを会員に見せることだと述べた。Kacholia氏によると、同社は会員の好き嫌いを調査してフィードバックを収集し、Pages投稿の質を見極める1000以上の要素を組み込んだ機械学習システムを開発したという。
News Feedランキングアルゴリズムの改良版は少数のFacebookユーザーを対象にテストされているが、これらのユーザーは以前よりもPages記事を非表示にすることが少なくなり、Pageコンテンツで「Like」(いいね!)をクリックしたり、コメントしたり、共有したりすることがはるかに多くなったという。Facebookは今後数週間のうちに、この変更をすべての会員に適用する予定だとしている。
今回の変更に対し、Facebook上でPageを公開しているブランドや企業からは、さまざまな反応が予想される。ユーザーを念頭に置いて設計されたこの方式では、低品質と見なされたPagesコンテンツをこれまでより重視しなくなる可能性が高い。つまり、低品質とされるアップデートは目に触れにくくなるということだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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