Appleが新たに地図企業を買収した。2013年に入って3社目である。
Appleは先頃、Embarkを買収した。Embarkは、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドンなどの都市を対象に、地域に特化した多数の乗換案内アプリを提供する企業である。Jessica Lessin氏がこれを報じた。
Appleはこの買収を認め、同社は「小規模な技術企業を時折買収している」と述べたが、同サービスの今後の予定については詳細を語らなかった。Embarkの最高経営責任者(CEO)を務めるDavid Hodge氏はコメントを控えた。
Embarkは、Appleが「iOS 6」で独自の地図ソフトウェアをリリースした後、利用者数が大きく増加した複数のロケーションアプリメーカーの1社だった。iOS 6リリース後の最初の1週間のダウンロード件数とアクティビティは、2008年の同サービス開始以来最大の増加を示したとEmbarkは述べた。
Lessin氏によると、Appleは同社独自のソフトウェアにEmbarkの技術を組み込む計画であるという。おそらくは、Apple製「Maps」の公共交通機関乗換案内機能を置き換えるつもりである。現時点でAppleのMapsはユーザーに対し、インストールされている任意のサードパーティー乗換案内アプリでルートを検索するように誘導したり、App Storeにおけるそのようなアプリを紹介したりしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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