Microsoftが広告の表示されない新しい検索製品「Bing for Schools」をリリースした。同製品には、報酬として「Surface RT」タブレットを無料で学校に提供する奨励プログラムも含まれる。
現時点では米国のみが対象となるこの新パイロットプログラムは、教育用途向けにカスタマイズされた検索エンジンを学校に提供する。Microsoftは同プログラムへの参加を促すため、学校がポイントをためてSurface RTを獲得できる奨励プログラム「Bing Rewards」も実施する。
古くからの「Windows」ユーザーは、RTが下位互換性を備えていないことに不満を抱いているようだ。それを考えると、若い生徒たちは、そうした制限に反感を抱くことが比較的少ないグループかもしれない。そして、MicrosoftはSurface RTの余剰在庫を有効に活用する機会を得られるかもしれない。
同プログラムでは、特定の学校を支援したい人なら誰でも(保護者や教師以外でも可能)自分のBing Rewardsポイントを提供することが可能で、学校はそれらのポイントをためて「Touch Cover」付きSurface RTと交換することができる。
Bing Rewardsポイントを獲得するのは必ずしも容易ではないが、Microsoftによると、平均で、約60人のBing Rewardsユーザーが1カ月に1台のSurface RTを獲得できるという。Microsoftの現在の学校向け割引価格だと、Surface RT1台の価値は245ドルだ。
Microsoftは学校を支援する人々のBing Rewardsポイントを合計し、それが3万ポイントに達すると、それと引き換えにTouch Cover付きSurface RTタブレット1台を学校に送付する。
既に複数の学校がMicrosoftのBing for Schoolsプログラムに参加しており、同プログラムを利用する生徒数は80万人に上る。同プログラムで提供される検索エンジンは、検索結果からすべての広告を削除するほか、アダルトコンテンツをブロックするフィルタも自動的に適用する。また、プライバシー保護機能も強化されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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