その発言が広く取り上げられるアナリストMing-Chi Kuo氏は、「iPhone 5S」に関するこれまでのうわさに同調する一方で、新しいiPhoneには128Gバイトのオプションが追加され、64ビットのプロセッサが採用される可能性もあるという見方も示した。
KGI SecuritiesのアナリストであるKuo氏は、iPhone 5Sにストレージ容量128Gバイトの選択肢が加わるとみている。AppleInsiderが米国時間8月15日付で報じた。
Appleは2月、初めて128Gバイトのオプションの提供を「iPad 4」で開始した。
また、ゴールド(「シャンパンゴールド」と言うべきかもしれない)が次のiPhoneで色の選択肢に加わるとKuo氏は言う。これは日本の「Macお宝鑑定団」サイトが以前に報じた内容を踏襲している。
また15日のAppleInsider記事によるとKuo氏は、ARMによる64ビット「ARMv8」アーキテクチャをベースにした新しいシステムオンチップ(SoC)の「A7」がiPhone 5Sに搭載されると主張している。
Appleのこれまでの「A」シリーズプロセッサも、スマートフォンでよく使われるARMチップも32ビットなので、もしこれがその通りなら大きなニュースだ。
一般に、64ビットのチップではアドレス指定できるメモリサイズが大きくなり、多くのメモリを必要とするソフトウェアをよりうまく扱えるようになる。A7の性能は「A6」から大きく向上するとみられる(Kuo氏は、より「効率的」になると表現している)。
iPhone 5Sの背面カメラには引き続き8メガピクセルのセンサを使用するが、レンズはf/2.0となり(「HTC One」と肩を並べる)、LEDフラッシュが2つ搭載されるという。これは先週流れたうわさを踏襲する内容だ。これが正しいとすれば、レンズのF値は「iPhone 5」よりもずっと大きく、より多くの光を集められるため、画質や低光量下での性能が向上することになる。
Kuo氏はほかに、指紋センサを搭載したサファイアクリスタル製のホームボタンという話についても、先週流れたうわさを繰り返している。
iPhone 5Sの発表は9月の中頃とみられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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