アップル、開発者サイトへの不正侵入を受けアクセス遮断

Josh Lowensohn (CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年07月22日 10時13分

 Appleの開発者向けサイトが先週、侵入者の攻撃を受けた。同社が米国時間7月21日に明らかにした。

 同社が開発者向けメモで述べたところによると、「侵入者」は開発者情報へのアクセスを試み、同社はこれを受けてこのサービスへのアクセスを遮断したという。Appleによると、同サイト上の機密情報は暗号化されているが、セキュリティを強化する作業を行う間、サイトへのアクセスを遮断しているという。アクセスがいつ再開されるかは示されていない。

 Appleは21日、以下の文書を開発者に送信し、今回の一件について詳しく説明した。

 7月18日、侵入者が登録開発者の個人情報を当社の開発者向けウェブサイトから入手しようと試みた。重要な個人情報は暗号化されておりアクセスは不可能だが、当社は一部の開発者の氏名や住所、電子メールアドレスがアクセスを受けた可能性を除外できていない。透明性の精神に則って、当社はこの問題を皆さんに通知したい。当社は18日、即座に同サイトへのアクセスを遮断し、それからは昼夜を分かたず問題の解決に取り組んでいる。

 このようなセキュリティ脅威の再発を防ぐため、当社は現在、開発者システムの全面的な見直しとサーバソフトウェアのアップデート、データベース全体の再構築に取り組んでいる。今回のダウンタイムのせいで皆さんに大きなご迷惑をおかけしていることを申し訳なく思う。近いうちに開発者ウェブサイトへのアクセスを再開する予定だ。

 Appleの広報担当者は米CNETに対し、同社の開発者ウェブサイトは「いかなる顧客情報とも関連しておらず」、「顧客情報は安全に暗号化されている」と述べた。


提供:米CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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