では、MINDSTORMSロボットは簡単に組み立てられるのだろうか?LEGOのドキュメントには、組み立てから実際に動作させるところまで1時間もかからないと書かれている。
筆者は今までにMINDSTORMSロボットを組み立てた経験がなかった。このため、MINDSTORMSの設定がどれだけ簡単かを試すモルモットとしては最適な人材だと言える。
プレッシャーを感じなかったかって?本当のことを言うと少しひるんでいた。実際のところ筆者は、息子と一緒になってさまざまなものをLEGOで作った経験があるものの、ロボットマニアではない。このため、LEGOに添付されているものとよく似たドキュメントは筆者にとって分かりやすく感じられた。同様に、IKEAの家具を組み立てた経験がある人も分かりやすいと感じるだろう。このドキュメントに描かれている図を見ながら順を追って組み立てていくだけで、初心者レベルのロボットが完成する。そこから先は、他のロボットの作り方を学習するためのソフトウェアをインストールする必要がある。そしてその後は、各ロボットにあらかじめ用意されているミッションを達成して、さらなる機能やプログラミング手順を学ぶことになる。なおパッケージの内側にはテスト走行用の路面が印刷されており、広げると走行コースとして使えるようにもなっている。
同梱されているリモートコントロールは、あらかじめ設定しておいた機能や新たにプログラムした内容の実行指示を、最大6フィート(約1.8m)離れたところにある赤外線センサに向けて送るものだ。また、この赤外線センサは距離や物体を検出するためにも用いられる。従来のMINDSTORMSと同様に、さまざまな応用が可能だ。Intelligent Brick上ではOSとしてオープンソースのLinuxが稼働しており、新しいロボットのプログラムや組み立て方法もオンライン上で簡単に共有できるようになっている。今回のソフトウェアには、Autodeskが作成した3D版の組み立て説明も採用されている。
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