筆者は、最初の「Track3r」ロボットを組み立てるのに1日の大半を費やしてしまった。その状態で作業をやめ、リモコンのついた高価なオモチャとして使ってもよいだろう。しかし、組み立てを続けることで本当の面白さが味わえるのだ。組み立て可能なロボットのプロジェクトは既に17種類あり、そのうちの5種類はEV3キットの公式プロジェクト、残る12種類はMINDSTORMSユーザーコミュニティーの手によるものである。
また、プログラミングに没頭して、気晴らしとしてもよい。言うまでもないが、MINDSTORMSのオンラインコミュニティーは規模が大きく、EV3は今までのバージョンとの後方互換性も備えている。このため望むのであれば、あなたのキットで本格的なコンピュータ科学のプロジェクトを推進することもできる。
その一方で筆者のように、クールなロボットの組み立て作業を単に楽しむのもありだろう。LEGOにはまった息子にたくさんのセットを購入させられている父親としては、このキットだけでさまざまなことが可能になるというのはうれしい点だ。LEGOが想定しているMINDSTORMSロボットは、宇宙での戦闘やシューティングゲームに向いているような威圧的な見た目のものが多いとはいえ、最近のLEGOには用途の限定されたセットが多いという点を考えると、EV3は素晴らしい出来であると思った。
しかし、筆者が本当に興味を抱いているのは、iOSやAndroid OSのサポートがどのようになるのかという点だ。これについては9月1日を待たなければならない。引き続き注目しよう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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