YouTube創設に携わった人物らが、動画を共同編集して共有するための独自のアプリで「Vine」と「Instagram」に対抗する。
「MixBit」という無料アプリが米国時間8月8日、AppleのApp Storeで「iOS」ユーザー向けに提供開始された。「Android」版は2013年9月末までに提供される予定である。MixBitは、他のユーザーからの動画をつなぎ合わせてそれよりも長い作品を制作できるようにすることで、短い動画クリップの撮影におけるソーシャルな側面を強化している。
同アプリの説明にも記されているように、1秒から1時間までの動画の撮影、編集、公開のすべての作業を携帯端末から行うことができる。撮影する個々のクリップの長さは最大16秒間である(Instagramは最大15秒間、Vineは6秒間までに制限されている)。各動画には、最大256件のクリップを含めることができる。
端末から各クリップを移動したり削除したりすることによって動画を編集することができる。作品が完成したら、保存するか、8日に開設されたMixBitウェブサイトに公開することができる。
ソーシャルな側面は、他のMixBitユーザーのクリップを自由に借用して自分の動画に追加できるという部分にある。したがって、自分で映像を撮影する必要さえない。MixBitコミュニティーによって提供されたクリップを編集するだけで、独自の作品を制作することができる。
デジタルメディア企業AVOS Systemsが提供するMixBitは、YouTubeの共同創設者であるChad Hurley氏とSteve Chen氏が考案したものである。
Hurley氏はブログの投稿で、「MixBit.comは、クリエイターのコミュニティーである」と述べた。「つまり、コンサート、好きな食べ物、新しい場所への旅行、あるいは友人や家族と過ごすごく普通の時間など、自分の生活の中の1コマや自分が愛するものを記録して共有したい人々や、映画制作者、市民ジャーナリスト、その間に位置するすべての人々だ。MixBitは、動画を編集して新しい予想外の何かを創造することを楽しむ人々にも向いている」(Hurley氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」