「WhatsApp」が注目を集めている。モバイル向けメッセージアプリとして人気のWhatsAppは、アクティブユーザーが3億人に達するまでに成長した。しかもこの数字は、2億5000万人に達してから2カ月足らずで成し遂げられた。誕生から4年がたつ同アプリはまた、新たな種類のメッセージサービスを導入するなど、機能面でも拡大を続けている。
WhatsAppの広報担当者は、米CNETに対し次のように伝えた。「本日、WhatsAppの月間アクティブユーザーが全世界で3億人を突破したことをお知らせする。WhatsAppが21世紀の通信網になる道のりの中で、1つの節目となる出来事だ」
「また、この機会に、新機能『Voice Messaging』を紹介できることをうれしく思う。これはボイスメッセージを使って友達や家族とリアルタイムのやり取りを素早く簡単に行えるというもので、同じ部屋にいても何千キロと離れていてもこれは可能だ」
WhatsAppは、「iPhone」「Android」「BlackBerry」「Windows Phone」および「Symbian」搭載端末で利用できるクロスプラットフォームのメッセージサービスで、若いユーザーの間でSMSに代わる安価なサービスとして人気を集めている。6月中旬の段階で、WhatsAppは1日あたりでこれまで最高となる270億件のメッセージを扱ったことを発表していた。現在は、110億件の送信メッセージと200億件の受信メッセージ、あわせて310億件を1日に処理しているという。また、広報担当者によると、毎日3億2500万件の写真がアップロードされているとのことだ。
WhatsAppはメッセージサービスの新分野に進出する予定だ。アップデートでプッシュトゥトーク(PTT)のボイスメッセージ機能を追加する。これにより、WhatsApp上の友達との会話スレッド(既に画像や動画、位置情報などでいっぱいかもしれないが)に、録音した音声を簡単に組み込むことができる。マイクのアイコンを長押しする簡単な操作でメッセージの録音が可能で、指を離せばそのメッセージが送信される。また、指を左にスライドさせれば録音をキャンセルすることもできる。
このニュースを米国時間8月6日付で最初に報じたAllThingsDは、この新機能が全プラットフォームのすべてのユーザーに24時間以内に提供されると伝えていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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