現状はどうあれ、ここから先はよくなる一方のはずだ。
Sprintは、純損失16億ドル、契約数200万件の純減を報告した後で、こうした態度を表明する可能性が高い。数字上は悪いように見えるが、楽観的でいられる理由は残っている。
Sprintは2013年7月に入って正式に日本の通信事業者ソフトバンクに買収されたが、この買収はSprintに資本と専門知識をもたらすと見込まれている。2013年第2四半期は、Sprintが2つの異なる通信網、すなわち中核のSprint網と、それとは別の互換性のないNextel網を運用する最後の四半期となった。Nextelのサービスは6月末に閉鎖され、これによって事業分散化や財務負担のほか、顧客離反の主な要因となっていたものが取り除かれた。
Sprintは米国時間7月29日遅く、16億ドル(1株あたり53セント)の損失額を報告した。これに対し、前年同期の損失は13億7000万ドル(1株あたり46セント)だった。今回の決算はNextel網の閉鎖の影響を受けており、これにはNextel資産の償却費4億3000万ドルに加えて、現金以外の費用6億2300万ドルが含まれる。Nextel網の閉鎖がSprintにもたらした費用は、1株あたりで計算すると36セントとなった。
売上高はわずかに増加して88億8000万ドルとなったが、これをけん引したのはSprintサービスの72億ドルという記録的な売上高だ。
Thomson Reutersによると、アナリストらの予想平均は、売上高が87億3000万ドル、1株あたりの損失が30セントとなっていたという。
Sprintは500万台のスマートフォンと140万台の「iPhone」を販売した。同社によると、iPhoneの41%は新規顧客に販売されたという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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