ソフトバンク決算、過去最高の売上高に--シリコンバレーに進出も - (page 2)

坂本純子 (編集部)2013年07月31日 12時25分
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 今後、どのように米国市場で展開するのか。ソフトバンクモバイル、Sprintともに、ネットワークはLTE(FDD、TDD)、端末はスマートフォン、営業はショップ、量販店、法人、サービスはスマホアプリ──として、孫氏は「日米は類似市場」と見る。

「日米は類似市場」--米国市場での戦い方

ボーダフォン日本法人買収時の4つのコミットメント
ボーダフォン日本法人買収時の4つのコミットメント

 ボーダフォン日本法人の買収時に、どうしたら成長できるのかを突き詰めて考えたところ、(1)ネットワーク、(2)端末、(3)営業/ブランディング、(4)サービス/コンテンツ──の4つだったという。

 「4つを改善すると概ね勝負は決まる。これは米国も同じだろう。競技は同じ、場所が変わっても手法は同じ。4つの絞った戦略で米国でも集中すべきと思った」とし、日本での経験を米国につなげる考えを示した。

日本での経験を米国へ
日本での経験を米国へ

 国内では、特定のアプリの通信ログをもとに月に9億件のパケット接続率調査を行っており、基地局の改善などに役立てているという。ユーザーに許諾を得た上で行っているもので、ヤフーの防災速報やラーメンチェッカーといったアプリが該当する。

 約300億のレコードをリアルタイムに分析し、「ピンポイントに、どこに通信の穴があるかということを把握している」という。

 「ソフトバンクのユーザーだけでなく、ドコモ、KDDIの繋がり度合いも分かる。われわれは通信障害を発表する前から、彼らのネットワークが倒れたのではないかと想像できる」とした。

 この手法を米国にも起用し、基地局計画の最適化に活用するとしている。

  • アプリの通信ログを使い、パケット接続率調査を行っているという

  • 300億のレコードをリアルタイムで分析しているという

  • アプリの通信ログで時間別の人口分布も分かる

  • ネットワーク戦略は日米で共通

  • 米国でも基地局計画の最適化にアプリログを使用する方針

  • 設備投資を効率化

買収発表直後に、米国でスマートフォンの新料金プランを発表した
買収発表直後に、米国でスマートフォンの新料金プランを発表した
企業カルチャーを共有し、Sprintも電話会社からインターネット企業へ
企業カルチャーを共有し、Sprintも電話会社からインターネット企業へ

 また、シリコンバレーのSprintの同じビル内に新拠点の設立を準備中で、総勢で1000名を超える社員が入る程度の規模という。まずは数百人からスタートし、ソフトバンクとSprintの出先オフィスの両方を兼ねる。グループ会社も米国拠点としてそこで一緒に活動していくとしている。

 孫氏は、「私は毎月行く。米国で活動する拠点の中心はシリコンバレー。新しい技術の提携先、開発世界の最先端を牽引している企業との連携を考える」と語った。

  • 営業利益の世界ランキングは62位

  • モバイル企業の中で現在は世界6位。さらなる上位を目指す

  • シリコンバレーに新拠点を構え、世界最先端の商品開発を行うという

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