Appleの開発者サイトは1週間以上にわたってダウンしていたが、米国時間7月26日午後には大部分が復旧した。
同開発者サイトの「iOS」「Mac」「Safari」向け開発ページは、デスクトップおよびモバイルソフトウェアの次期バージョンのダウンロードページとともに再度利用できるようになった。Appleはまた、開発者が新しいデバイスを設定して作成したソフトウェアをテストできる重要な開発ツールも復旧させた。
Appleは先ごろ、一部の開発者情報に許可なくアクセスされる結果をもたらす可能性のあった不正侵入が発覚したことを受けて、開発者サイトおよびそこからリンクされる十数件のサービスを閉鎖した。
オフラインの間、一部の開発者は新しいデバイスでAppleのソフトウェアのプレリリース版を実行したり、新しいアプリケーションをテストしたりできなくなり、難しい状況に置かれた。今回のダウンタイムは、Appleが開発者に対してiOSおよび「OS X」の次期バージョン向けにソフトウェアをテストしたり作成したりするよう奨励している時期とも重なっている。いずれのOSも2013年秋に公開されると見られている。
Appleは、18日に発生したとされる今回の不正侵入の全容について詳細を語っておらず、責任の所在も明らかにしていない。ただし同社は開発者サイトについて、「いかなる顧客情報とも関連しておらず」、顧客情報は「安全に暗号化されている」と述べている。
Appleのステータスページによると、本稿執筆時点において依然としてオフラインなのは、技術サポート、Appleの開発者フォーラム、プレリリース文書、動画をはじめとするいくつかのサービスだ。同社はすべての開発サービスを段階的にオンラインに戻すと述べているが、時期については明らかにしていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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