F12開発者ツールについて見ると、Windows 7向けIE11ではまったく新しいツール群が追加されており、これには上述のUI Responsivenessツール(ウェブでの公開までにWindows 7上のIE11でサポートする予定)、新しいメモリプロファイリングツール、レイアウトとレンダリングに役立つ「Live DOM Explorer」およびCSS解析ツール、改良されたJavaScriptデバッグ機能が含まれる。
Microsoftはさらにこの日、多様なブラウザおよびプラットフォームの枠を越えてサイトやアプリを構築している開発者を対象とした同社の「modern.IE」サイトもアップデートする。開発者をサイトに引き付けるため、Microsoftは仮想化ソフトウェア「Parallels」の25%割引サービスを延長する(この割引は「Parallels Desktop 8 for Mac」を購入する先着2500人に提供される)。modern.IEサイトでは、無料のスクリーンショットサービス「BrowserStack」も追加した。これにより開発者は10種類の異なるデバイスによる自身のウェブサイトのスクリーンショットを比較できる。さらに、Mac、Linux、Windowsデバイスで開発者が自身のサイトをより簡単にテストできるよう、Windows 7およびWindows 8.1上のIE11の仮想マシンイメージも新たに提供する。
Microsoft関係者らは、Windows 7向けIE11の正式版のリリース予定時期を明らかにしていない。Windows 8.1向けの正式版は、Windows 8.1自体が製造工程向けリリース(RTM)される2013年8月を目指して、こちらもRTMに向けた開発が進められている。ただし、MicrosoftがWindows 8向けにIE11を開発する予定はない。同社ではWindows 8ユーザーのほぼすべてがWindows 8.1にアップグレードすると想定しているからだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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