Appleが米国時間7月23日に発表した第3四半期決算(6月29日締め)は、「iPhone」が好調な販売を記録し、利益がウォール街の予測を若干上回った。
第3四半期の売上高は前年同期比微増の353億ドルとなった。同四半期はすべての事業が順調だったわけではない。「iPad」と「Mac」の販売が前年同期よりも減少したほか、「iPod」の販売実績は公表すらされなかった(iPodの前年同期の販売台数は680万台)。
今回の決算発表の概要は以下のとおり。
売上高:353億ドル。iPhoneの販売が最大のけん引役となった。Appleの最高経営責任者(CEO)を務めるTim Cook氏は、声明でこのことを強調した。また、「iOS」プラットフォームが収入源として成長しているとも述べた。前年同期の売上高は350億ドルだった。
iPadの販売台数:1460万台。iPadの販売は前年同期比で減少した。前年同期の販売台数は1700万台で、四半期の過去最高を更新していた。
Macの販売台数:380万台。前年同期の400万台から若干減少した。
iPhoneの販売台数:3120万台。第3四半期として過去最高を記録した。前年同期実績は2600万台だった。iPhoneアカウント数は3億2000万人、「iMessage」の送信数は9000億件、写真のアップロード数は1250億枚、プッシュ通知の回数は8兆回だった。
「iTunes」でのTV番組のダウンロード数:10億件、映画のダウンロード数:3億9000万件。Appleは、1日当たりではそれぞれ80万件、30万件と報告している。
App Storeからのアプリのダウンロード数:500億件。AppleのApp Storeは最近、開設5周年を迎えた。最新の統計データはこのプラットフォームの活況を反映している。Appleによると、App Storeの提供アプリ数は90万本を超えており、このうち37万5000本はiPad用。開発者がApp Storeでのアプリ販売で得た収入は累計110億ドルで、このうち過去4四半期に得た収入が半分を占める。
直営店の売上高:6億6700万ドル。Appleによると、第3四半期の直営店の来客数は4800万人となり、1店舗当たりの週平均来客数は1万6000人だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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