Cisco Systemsは、セキュリティ企業Sourcefireにプレミアムを上乗せして支払い、同社を買収すると発表した。ネットワークセキュリティの分野で低下しつつある地位を強化する狙いだ。
メリーランド州コロンビアに拠点を置くSourcefireは、次世代のアプリケーション向けにサイバーセキュリティシステムを開発している。この分野は、モバイル技術の導入の高まり、サイバー犯罪の性質の進化、データ損失および窃盗を防ぐシステムへの企業需要によって、勢いを増している。
CiscoはSourcefireを買収することで、ネットワークセキュリティ業界における自らの地位を立て直せるかもしれない。同社はこれまでの数年間で、より競争力の高いライバルたちに市場シェアを奪われている。Palo Alto NetworksやCheck Point Software Technologiesを含む競合各社は、より優れた開発環境を整え、ウェブアプリケーション、クラウドコンピューティング、ソーシャルメディアでの使用に適したさらに複雑なファイアウォールを提供している。
合意条件に基づき、CiscoはSourcefireに1株あたり76ドルを現金で支払う。これは米国時間7月22日の終値に基づくと20%以上のプレミアムを上乗せした金額で、総額は約27億ドルとなる。今回CiscoとSourcefire両社の取締役会で承認されたこの買収は、2013年下半期に手続きが完了する見込みだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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