モバイルの世界において、Flashは死んだも同然なのかもしれない。しかし、Amazonは今がFlashを復活させる時かどうかを検討している。
AmazonのKurt Kufeld氏は、米国時間7月9日に公開されたAll Things Digitalのインタビューで、Amazonが2月以降「Kindle Fire」の所有者を対象にFlash対応のテストをひそかに続けてきたことを認めた。この取り組みは、FOX.com、CBS.com、NBC.comといった一部の人気サイトでFlash動画を見ようとする利用者を対象に、「実験的なストリーミングビューワ」という名目で実施された。
Amazonによると、これは、AmazonのKindle Fireに搭載された同社製ブラウザ「Amazon Silk」と、同社のクラウドベースの技術を利用した技術だという。Kufeld氏はAll Things Digitalに対し、「顧客の不満を解消」するためにAmazon側で行っている広範囲な取り組みの一部だと語っている。
「顧客からの声として、Flashコンテンツを見たいというものが多かった」とKufeld氏は述べた。
今後、AmazonはFlash対応に引き続き取り組み、「実験的なストリーミングビューワ」をさらに多くのサイトで利用できるようにする計画だ。All Things Digitalの記事によると、提供を開始して最初の1カ月で、Kindle Fire所有者がFlash動画をストリーミング再生した時間は140万分であったという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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