サムスンのデスクトップPCはまもなく、過去のものとなるかもしれない。
韓国エレクトロニクス大手の同社は、タブレットやオールインワンのノートPCに注力するためにデスクトップ事業を廃止する計画だと、The Korea Timesは匿名の同社関係者らの話として報じている。
「サムスンが現在力を入れているのは、タブレット、オールインワン、ハイブリッドPCである。サムスンは、収益性の高い製品へと移行する製品再編によって、同社のPC事業の再構築を加速化させている」とサムスンのある関係者はThe Korea Timesに述べた。
サムスンは、特にDellやHewlett-Packard(HP)などの企業と比べると、PC業界に参入した時期は比較的遅い方である。同社の、全体的なPC市場シェアは低いものの、この分野での売上高はパーセントベースで2ケタ成長を続けている。PC業界がこれまでで最も不調だった期間の1つである2013年第1四半期に、サムスンは好調な企業の1社として存在感を示した。「Google Chromebook」を推進したことがその理由の1つである。
しかし、デスクトップはこれまで、特に米国ではサムスンが特に注力している分野ではなかった。その他の多くのPCメーカーも、デスクトップタワー型のPCへの依存度を減らして、ポータブルなノートPCやオールインワン端末へと軸足を移している。
米CNETはサムスンにコメントを求めているが、本稿執筆時点で回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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