満を持していよいよ登場--ボーズ初のBluetoothヘッドホン

 最近のBluetooth製品は、機能的な進化とプロダクトデザインの両面において成長著しい。その理由は明確だ。少し前までは車での通話用途やビジネスシーンでの使用を想定した、片耳タイプのヘッドセットが主流という印象だった。しかし今では、スマートフォンでもタブレットでもBluetooth機能が搭載されるようになり、国内のPCサプライメーカーから老舗のオーディオメーカーまで、Bluetooth対応のヘッドホンやスピーカーが大幅に増加。これまで以上に、所有欲を満たしてくれるモデルが続々と世に出ている。

  • 「Bose AE2w Bluetooth headphones」。店頭販売価格は2万6250円で、カラーはブラックの1色のみとなっている

 こうしたタイミングで満を持して登場するのが、ボーズ初のBluetoothヘッドホン「Bose AE2w Bluetooth headphones」(AE2w)だ。片耳タイプのBluetoothヘッドセット「Bose Bluetooth headset Series 2」も好評な同社だが、ヘッドホン名義では本製品が初となる。市場でも独自の存在感を放つ同社モデルだけに、いつも以上の期待感を持ってしまうのは私だけではないだろう。早速その実力を見ていきたい。

同社ならではのアイデアが詰まった、使い勝手と軽快な装着感

  • パッケージ正面。本体写真のみのシンプルデザインで質の高さを感じさせてくれる

 ボーズ製品をよく知る人であれば一見してわかるが、本製品は同社のアラウンドイヤータイプのヘッドホン「Bose AE2 audio headphones」(AE2)をベースにしたモデルだ。ぱっと見のAE2との違いは、カラーリングが異なるほか、左側のハウジング下部にBluetoothコントロールモジュールが備えている点が挙げられる。初見では“こう来たか”と思わずニヤリとさせてくれる、同社らしい一体型デザインにまとめ上げられている。

 パッケージは、世界展開が見込まれるワールドモデルの面立ち。裏面に日本語はなく、所狭しと多言語が記載されている。中を開けると、本体のほかにイラストのみのクイックスタートガイドらしきものや、各国の言語に対応した取扱説明書、その他注意事項の書類が見えてくる。付属品は、充電用USBケーブルや専用キャリングケース、有線で使用する際の3.5mmのオーディオケーブルが用意されている。

  • パッケージ裏面。さまざまな機能が多言語で説明されている。日本語はないようだ

  • 日本語を含む、ざまざまな国の言語が記載された取扱説明書とクイックスタートガイドを同梱

  • 充電用USBケーブル、専用キャリングケース、169cmのオーディオケーブルを付属

 続いて本体を見ていこう。外観は素材の違いを活かした黒の高級感あふれるデザイン。ハウジングはフラットに折りたたみ可能なため、専用ケースに入れて手軽に持ち運ぶことができる。また、独自のヘッドバンドやイヤーカップ構造、耳に優しい低反発素材を採用したイヤークッションなどはAE2同様だ。

 実際に装着してみると思った以上に軽く、自然な着け心地の第一印象。本製品ではBluetoothコントロールモジュールがある分、少し重くなっているのではと予想していたが、付属のオーディオケーブルと同じくらいの重量というから驚きだ。聴き応えのある音質だけでなく、装着感の良さが同社の特長の一つであることを改めて感じさせてくれる。

  • イヤーカップを内側に90度回転させることができるため、持ち運びに便利

  • 『AE2』と同様、軽快な装着感で楽しめるイヤーカップを採用

  • ハウジングトップとコントロールモジュールはマットな黒で、外周は光沢感のある仕上がり

  • 左側のハウジング下にコントロールモジュールを搭載する。上部のマルチファンクションボタンで再生や停止、着信応答などに対応する

  • イヤーカップ側にUSB端子を用意。充電はパソコンなどと接続して行なう

  • 耳に優しい低反発素材があしらわれたイヤークッション

  • 側圧などが緻密に計算されたヘッドバンドと、スムーズな位置調整が可能なスライダー

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