日立マクセルの最新カナル型ヘッドホン2種を徹底検証--洗練されたバランスタイプ

 2012年、シンボルマーク「m」を冠した、日立マクセルのハイエンドオーディオモデルが市場に投入された。新シリーズとなる今回は、2つのカナル型ヘッドホンが登場。新構造の二層空間設計を採用した「MXH-RF500」と、マイク付きリモコンを搭載したスマートフォン対応モデル「MXH-RF500S」である。2012年冬の第1弾モデル、ダイナミック型とバランスドアーマチュア型のハイブリッドドライバを採用した「MXH-DBA700」をはじめ、本シリーズでは毎回、同社の本気度を感じさせてくれる個性的な製品が投入されているので見逃せない。ここでは「MXH-RF500」を中心に、スマホ対応モデルの違いにも触れつつ、詳細を見ていきたい。

新形状の抗菌イヤピースと各種コードを付属

 パッケージはこれまでの「m」を冠したシリーズを踏襲した品位あるデザイン。一見すると2モデルの違いがわかりにくいが、「RF500S」には正面左上に“スマートフォン対応”のタグと天面に紫色が配色されている。

 付属品は必要十分な内容。2モデル共通で、銀イオンによる抗菌仕様を加え、先端を細くすることで、安定した装着感と高音質再生をサポートするS、M、Lサイズのイヤピースを付属。それ以外では、RF500にはシーンに合わせて長さを調整できる90cmと30cm、2種類のL型プラグの延長コードを付属。本体のコードの長さが30cmのため、バックに入れて使うなら全長1.2m、胸ポケットに入れて使うなら全長60cmとなる。

  • 写真上は「MXH-RF500」(店頭想定価格:6000円前後)。下は「MXH-RF500S」(同:7000円前後)

  • 右が「RF500」、左が「RF500S」のパッケージ写真

  • 「RF500」の側面には接続例を記載。2種類の付属コードをつないだ全長などもわかりやすい。「RF500S」ではマイク付きリモコンの接続例に加え、対応のスマホ機種が一目瞭然

 一方RF500Sでは、スマートフォンに対応したマイクリモコン付き90cmのL型プラグコードを付属。背面にはクリップも付いているので、服などに挟んで留めておくことができる。手元で着信応答や通話の終了、音量調整が可能だ。筆者所有のスマートフォン「Xperia Z」で試したところ、通話や音量調整以外にも、デフォルトの「WALKMAN」アプリでいくつかの操作が行なえることがわかった。リモコンのセンターボタンで音楽の再生や停止、2回連続で押すと曲送りができることも確認できた。

 また、本体から伸びる30cmコードは口径2.5mmプラグになっているため、本体から直接プレーヤーやヘッドホンアンプなどに接続することはできない点に注意。RF500では付属の延長コードのいずれかを、RF500Sではマイク付きリモコンのコードをつないだ状態で、プレーヤーと接続するのが通常の使用スタイルとなる。

  • 「RF500」にはS、M、Lサイズの抗菌イヤピースと、90cmと30cmのL型プラグコード、2種類の延長コードを付属

  • 「RF500S」はイヤピースのほか、スマートフォン対応のマイクリモコン付き90cmのL型プラグコードを付属

  • 左が新形状のイヤピース。一般的な右のイヤピースと比べると先端が細くなっている

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