DISH NetworkがSprint Nextelの買収提案を撤回した。
衛星放送サービス事業者のDISH Networkは米国時間6月18日、新興の無線通信事業者Clearwireの買収に専念するため、Sprintの買収を断念すると述べていた。21日に規制当局に提出した書類の中で、DISHはSprint買収に向けた取り組みから手を引くことを認め、買収資金が不要になることから、優先債券を償還すると述べている。
規制当局への書類が提出されたのは、SprintがClearwireに対する買収提示額をDISHの提案よりも高い金額に引き上げ、アナリストから見てDISHに勝ち目がない新たな条件を保証したわずか1日後だ。
SprintとClearwireを獲得することは、DISHの創設者Charlie Ergen氏にとって、自社の衛星テレビ放送と無線サービスとの融合を目指す野心的なもくろみの一部だった。だが、Sprintはすでにソフトバンクによる買収に向けて準備を整えており、Clearwireとその価値ある無線周波数帯は、Sprintの計画において決定的な役割を担っていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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