MMD研究所は6月21日、「iPhone 5」とAndroidスマートフォンを対象にした「2013年6月通勤・帰宅ラッシュ時におけるスマートフォンのウェブ表示時間調査」の結果を発表した。
調査は、JR山手線の新宿、池袋、渋谷、東京、品川、新橋の6駅12スポットで通勤ラッシュ(7~9時)と帰宅ラッシュ(17~19時)に、各キャリアのiPhone 5、AndroidスマートフォンでYahoo! Japanのトップページが完全に表示されるまでの時間を計測した。
通勤、帰宅ラッシュ時にiPhone 5での平均時間は、KDDI版が11.38秒、ソフトバンク版が4.91秒であった。朝夕別では、朝の通勤ラッシュ時のKDDI版が8.97秒、ソフトバンク版が4.42秒、夕方の帰宅ラッシュ時のKDDI版が13.79秒、ソフトバンク版が5.40秒となり、ともに夕方の方が時間がかかった。
4G LTEを捕捉しているスポットでウェブページが完全に表示されるまでに30秒を経過したものを“パケ詰まり”としてカウントしたところ、KDDI版が全1200回調査中245回(20.4%)、ソフトバンク版が全1200回中28回(2.3%)であった。
続いてAndroidスマートフォンでの平均時間は、NTTドコモが6.19秒、KDDIが2.98秒、ソフトバンクが3.95秒であった。朝夕別では、朝の通勤ラッシュ時のNTTドコモが5.29秒、KDDIが2.88秒、ソフトバンクが3.94秒、夕方の帰宅ラッシュ時のNTTドコモが7.09秒、KDDIが3.08秒、ソフトバンクが3.96秒となり、iPhone 5同様にどのキャリアも夕方のほうが表示されるまでに時間がかかった。
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクそれぞれのAndroidのパケ詰まりについては、NTTドコモが全1200回調査中59回(4.9%)、KDDIとソフトバンクはともに30秒以上のパケ詰まりはゼロだった。
調査に使用したAndroidスマートフォンは、NTTドコモの「Xperia SO-02E」、KDDIの「HTC J butterfly HTL21」、ソフトバンクの「AQUOS PHONE Xx 203SH」。
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