ストックホルムから900キロ以上も離れた北極圏にほど近い場所にFacebookが開設した最新のデータセンターでは、世界中で11億人もの同社ユーザー(そのほとんどが米国外に居住しているユーザー)からの近況アップデートやメッセージ、写真、広告などのアウトプットが処理されている。
29万平方フィート(約2万7000平方メートル)の同施設は、「Node Pole」としても知られるスウェーデンのルーレオに建設され、豊富な水と寒冷な気候を生かし、環境性を高めている。サーバの稼働には比較的安価な水力発電エネルギーを利用し、機器の冷却には北欧特有の冷たい空気を利用する。
さらに、Facebookのインフラストラクチャエンジニアリングを統括するJay Parikh氏によると、ルーレオのデータセンターは、同社独自のOpen Compute Projectの設計によるサーバ機器だけを使用した同社初のデータセンターだという。Facebookは、Open Compute Projectの「Vanity Free(余計な部分を取り除いた)」サーバにより、データセンターで使用される既存ベンダー製機器と比べ、効率が38%向上し、運用コストが24%低く抑えられるとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス