グーグル、「Google Chrome Frame」のサポートを1月に終了へ

Seth Rosenblatt (CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年06月14日 11時53分
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 Googleの物議を醸していた「Google Chrome Frame」が、「Google Reader」や「Google Wave」といった将来性に欠けると判断されたプロジェクトと同じ道を歩むことになりそうだ。Chrome Frameは、古いバージョンの「Internet Explorer(IE)」でも現代的なWebを取り扱えるようにする目的で開発された、IE向けのセキュアなプラグインである。

 Chrome担当エンジニアのRobert Shield氏は米国時間6月13日付けのブログ投稿で、Chrome Frameはその役割を終えていたと述べた。要するに、ほとんど使われていなかったということだ。GoogleはChrome Frameの人気が低迷している理由として、現代的なWeb技術をサポートするブラウザの採用が、Chrome Frameのリリースされた2009年に比べてはるかに進んでいる点を挙げている。


Chrome Frameによって、Internet Explorer上で「Google Wave」を動作させると、多くの古い技術が見受けられる。
提供:Google

 MicrosoftでIEの開発に携わっていた経験を持ち、現在では企業ブラウザ管理ツールを提供するBrowsiumの最高経営責任者(CEO)を務めるGary Schare氏は、企業の観点から見るとChrome Frameは使い物にならなかったと述べている。

 Schare氏はChrome Frameについて、企業のIT部門には「その起動を制御できる手段がなかった。セキュリティ上の問題があった場合、悪意を持ったサイトはそれを起動し、大きな被害をもたらすことが可能だった。これは企業にとって受け入れ難い」と述べている。

 Chrome Frameのサポートを終了するからといって、Googleが企業分野でのChrome展開をあきらめたわけではない。Googleは最近になって、会社がChromeのインストールや管理を従業員に代わって行えるようにする「Chrome for Business」という管理コンソールをアップグレードし、同様の機能を利用可能にしている。

 こうした動きを見る限りGoogleは、IE 9やIE 10の普及が進んだことで、Microsoftの土俵での戦いを避けるだけの十分な理由ができたと判断したのだろう。

 GoogleはChrome Frameの提供終了時期を明らかにしておらず、そのサポートは2014年1月に終了すると述べるにとどめている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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