ある国連の専門家が5月末、いわゆる「殺人ロボット」の製造や使用を一時的に凍結することを求めた。この専門家は、ロボティクス技術の急速な発展が、自律的な軍事作戦の実施に関する既存のルールの範囲を超えていると述べた。
完全武装したロボットはまだプロトタイプのテスト段階だが、存在するのは確かだ。現在、戦場では数多くのドローンや、そのほかの機械化されたツールが使用されている。その主な用途は、探索と救出活動、そして輸送任務だ。
遠隔操作型ドローンは現在すでに、殺害を意図した攻撃を行っており、戦闘用ドローンや自律的戦闘機は近いうちに飛躍的に進歩する可能性がある。
完全武装した「Modular Advanced Armed Robotic System(MAARS)」は、前線で稼働できるロボットだ。複数の昼夜兼用内蔵カメラ、動作感知装置、音響マイクロホン、敵攻撃検出システム、スピーカーシステムを備えている。また、非致死性のレーザーダズラー、音響兵器、非致死性手投げ弾、威嚇用手投げ弾発射装置、中型マシンガンを装備している。
この記事では、いくつかの軍事ロボットを紹介する。間もなく読者の身近なところでも戦闘の準備が整うかもしれない。
提供:QinetiQ