Flickrの改善に取り組んでいる米Yahooが、「iOS」向けカメラアプリの開発元であるGhostBird Softwareを非公開の金額で買収した。今回の買収は、熱烈な歓迎は受けなかったFlickrの刷新版を同社がリリースから1カ月も経たないうちに発表された。
Yahooは米国時間6月12日に投稿したツイートで今回の買収を発表し、Flickrユーザーに対して、モバイル写真を「全く新しい見方」で見られるようになるだろうと述べた。Yahooの広報担当者が米CNETに述べたところによると、アプリクリエーターのTravis Houlette氏とYe Lu氏がサンフランシスコのFlickrチームに加わるという。
Today we acquired @ghostbirdsoft for @flickr. Get ready to see your mobile photos in a whole new light! bit.ly/11zOvNY
— Yahoo! Inc.(@YahooInc) June 12, 2013
GhostBird Softwareは4年前に創設された開発企業で、さまざまなエフェクトを追加したり、写真を編集したりできる「KitCam」と「PhotoForge2」の2つのiOSカメラアプリケーションを手がけている。今回の売却により、それらのアプリケーションは「App Store」から削除されたが、それらを既にダウンロードしたユーザーは今後も使い続けることができる。
それらの写真および動画編集アプリの精神は、今後も生き続ける。Flickrはそれらのモバイル写真体験の多くを自らのアプリに統合する予定だ、と同広報担当者は述べた。
今回の買収は、11億ドルでのTumblr買収に比べると小規模だが、Flickrがインターネットで最も愛される写真共有サービスだった栄光の日々を取り戻したいというYahooの願いを反映している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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