レノボ、個人向けPC夏モデル--1万円台のタブレットや11インチ液晶のウルトラブック

  レノボ・ジャパンは6月11日、個人向けPCの2013夏モデルを6月14日から順次販売すると発表した。

360度開閉する11インチの「Yoga」登場

「IdeaPad Yoga 11S」
「IdeaPad Yoga 11S」

 ノートPC「IdeaPad」シリーズは、11インチ液晶搭載のウルトラブック「IdeaPad Yoga 11S」(市場想定価格:16万円前後~)、13.3インチ液晶搭載のタッチ対応モデル「IdeaPad U330 Touch」(同:未定)とタッチ非対応モデル「IdeaPad U330p」(同:未定)の3機種だ。

ノートPCとしてもタブレットとしても使えるコンバーチブルタイプの「IdeaPad Miix10」をチラ見せ。7月にも正式に登場する予定という
ノートPCとしてもタブレットとしても使えるコンバーチブルタイプの「IdeaPad Miix10」をチラ見せ。7月にも正式に登場する予定という

 注目のIdeaPad Yoga 11Sは、2012年に発売した13インチモデルの姉妹モデルだ。「もっと軽くて小さいPCが欲しいという声があった」(レノボ・ジャパン コンシューマ製品事業部 製品統括 兼 ノートブック製品担当部長の櫛田弘之氏)という。開閉角度が360度開閉するコンバーチブルタイプで、1366×768ドット表示が可能な10点マルチタッチ対応のIPS液晶を装備。厚さ約17.2mmのスリムボディに、Core i7-3689Y/i5-3339Y、8Gバイトメモリや128GバイトのSSDを搭載し、高速起動・復帰を実現しているという。

 バッテリ駆動時間は約7時間で、カラーはシルバーグレーとクレメンタインオレンジの2種類。販売開始日は、IdeaPad Yoga 11Sが6月下旬、IdeaPad U330p/U330 Touchが7月下旬になる見込み。

各製品の特長
各製品の特長

 ノートPCでは、コンパクトボディに10点マルチタッチ対応の11.6インチ液晶を備えた「IdeaPad S210 Touch」(同:8万円前後~)、15.6インチ液晶搭載のタッチ対応モデル「Lenovo G500s Touch」(同:未定)、タッチ非対応モデル「Lenovo G500」(同:7万円前後~)をラインアップした。販売開始日はLenovo G500が6月14日、IdeaPad S210 TouchとLenovo G500s Touchは7月下旬を予定している。

デスクトップPC「IdeaCentre」シリーズ

「IdeaCentre A730」
「IdeaCentre A730」

 デスクトップPC「IdeaCentre」シリーズは、Core i7-4700MQやNVIDIA Geforce GT 745Mを搭載した27インチ液晶一体型モデル「IdeaCentre A730」(同:18万円前後~)、NECのテレビソフトウェア「SmartVision Light」や付属のワイヤレスタッチパッドで快適にテレビ番組を視聴録画できる21.5インチ液晶一体型モデル「IdeaCentre B340」(同:15万円前後~)、Core i7-4770/i5-4430やNVIDIA GTX660を備えたタワー型モデル「IdeaCentre K450」(同:7.5万円前後~)をラインアップした。

 IdeaCentre A730は2560×1440ドットの高解像度表示が可能なほか、ディスプレイ角度を-5~90度の間で自由に調整できるのも特徴となっている。IdeaCentreシリーズに関しては、いずれも7月上旬に販売開始となる見込みだ。

1万8000円の7インチタブレット「IdeaTab A1000」

「IdeaTab A1000」
「IdeaTab A1000」

 1万円台で購入できるAndroid搭載の7インチタブレット「IdeaTab A1000」(同:1万8000円前後)も登場した。全面に2つのスピーカを搭載し、1ccを超える容量で迫力のあるサウンド再生を実現したという。

 「ドルビー デジタルプラス」にも対応している。そのほかの主なスペックは、MTK8317 Dual Core(1.2GHz)、16Gバイトメモリ、30万画素の前面内蔵カメラ、Android 4.1.2など。バッテリ駆動時間は約8時間となっている。販売開始日は7月上旬の見込みだ。

“PCプラス”でさらなる成長を目指す

レノボの戦略
レノボの戦略

 2012年度は過去最高を更新したレノボ。PCのシェアは、世界市場で2位となっているが、世界5大市場(中国、インド、ロシア、ドイツ、日本:日本はNECとあわせた数字)でナンバーワンを獲得し、まだ勢いよく成長しているという。

 レノボ・ジャパン コンシューマ事業統括 執行役員専務の留目真伸氏は、コンシューマ事業において(1)革新的なタブレット、コンパーチブル製品(2)PCとタブレットの連携による消費者への価値提案(3)NECパーソナルコンピュータとのさらなる協業・統合の推進──が鍵になると説明する。

 引き続き好調なPCのシェアを守りつつ、スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスでシェアを上げる“PCプラス”で攻めていく戦略だと語った。

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