「WikiMobile 2」は、現在話題になっている事柄や身の回りのスポットなどの情報を、手軽に検索できるアプリだ。Wikipediaの情報を中心に、画像や動画の検索、ニュースやツイートなど、さまざまなソースごとの情報をタブで切り替えてすばやく検索できる。
起動すると表示されるホーム画面では、一般的な検索ボックスに加えて、Wikipediaのページをランダムに表示する「ランダム」、いま話題になっているキーワードをランキング表示する「ポピュラー」、現在地の近くにあるスポットの情報をWikipedia上から探して表示する「私の近く」など、さまざまな切り口が用意されている。いきなりキーワード検索しなくても、タップだけで気軽に見られるので、時間つぶしにも最適だ。
Wikipediaの情報ページでは、画面上部のタブを切り替えることで、同じキーワードを画像/動画検索したり、ニュースやツイートを検索できる。名前からしてWikipediaビューアの一種のように見える本アプリだが、単にWikipediaだけが見られる専用アプリというわけではなく、ウェブ上のあらゆるソースを網羅的に検索できる仕組みになっているというわけだ。
「私の近く」の検索は、GPSを使う以外に、郵便番号を使うこともできるので、遠隔地であっても郵便番号さえ分かればその付近が検索できる。またユニークなのが、他の人が閲覧したページが時系列でどんどん流れてくる「最後の閲覧」で、たんなる人気ページとはひと味ちがう、未知のページとの出会いにつながりやすい。ツイート検索も含めて、競合アプリにはあまりない機能であり、差別化という意味で面白い。
無料のアプリだが、149円のアドオンを購入しない状態では、検索の表示件数に制限があるほか、広告が表示される。またアプリの評価を督促する通知がかなり頻繁に表示されるので、無料のまま長期間使い続けるにはかなりの忍耐力が必要となる。使いはじめるにあたっては、実質的な有料アプリと考えておいたほうが、あとあと困らずに済みそうだ。個人的には、検索結果の表示件数がもう少し緩和されることを望みたい。
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