KDDIは5月29日と30日に立て続けに起こしたLTEのデータ通信障害に関する説明会を、6月10日の午前に開催する。説明会にはKDDI代表取締役社長の田中孝司氏も出席する予定だ。
5月29日の5時20分から23時13分まで約18時間にわたり、東京都、神奈川県、山梨県の一部で、au 4G LTE対応機種(iOS/Android)のデータ通信サービスが利用できない、または利用しづらい状況となる障害が発生した。原因はLTE基地局制御装置の故障で、最大56万人に影響が出た。
また、通信ログや設備記録を分析したところ、5月29日の9時30分~12時22分まで、音声通信サービスも利用できない状況が発生していたことがわかったという。影響数は、発信が約2万8000件、着信が約8万6000件。関東契約の一部の顧客については、東京都、神奈川県、山梨県以外のエリアでも音声通信サービス、SMSサービスに影響があったとしている。
さらに、5月30日にも東京都、神奈川県、山梨県の一部で、13時4分から23時50分まで10時間以上のLTEデータ通信障害を起こした。原因は同じくLTE基地局制御装置の故障で、最大64万人に影響が出た。
KDDIは4月16~19日にも3度にわたり全国でメール障害を起こしており、4月25日に説明会を開いて謝罪し再発防止を宣言。しかし、4月27日に再び関東の一部地域でLTEサービスが利用しづらくなる障害を起こし、代表取締役社長の田中孝司氏が謝罪していた。
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