Facebookは、同社の「Android」向けソフトウェアスイート「Home」に、ユーザーがFacebook以外のお気に入りのアプリケーションに、より簡単にアクセスできるようにすることを目的としたドックを追加した。初めてとなるこの新機能追加によって、Homeに対する懸念の一部を払しょくしたいと考えている。
Facebookは米国時間6月6日、「Facebook for Android」のアップデートをリリースし、これとともに、Homeにアプリケーションドックが追加された。Homeユーザーは、最もよく使用するアプリをお気に入りトレイにドラッグすることによって、アプリランチャーをカスタマイズできるようになった。
今回の小さな変更は、Facebook Homeの最も明白な欠点の1つを修正するために期待されていたものである。つまり、Homeによって、他のアプリケーションにアクセスするための操作が非常に面倒になっていることである。
4月12日にリリースされたHomeは、「News Feed」に斬新な変更を加えた「Cover Feed」や「Chat Heads」といった革新的な機能を一部のAndroid搭載端末にもたらしたが、外観は美しいものの、統合性に欠ける存在だった。同ソフトウェアスイートのインストール件数はこれまでに100万件を超えているが、普及率と評価が低いというレッテルを貼られてしまっている。Homeをネイティブ機能として搭載する初のスマートフォン「HTC First」は失敗作となっており、存続が危ぶまれている。
しかしFacebookは、Homeを短命に終わらせるつもりはなく、これへの投資を続けるつもりである。同社はスマートフォン分野における地位向上を目指して、否定的なフィードバックに熱心に耳を傾け、定期的なアップデートを加えていく覚悟だ。
6日にリリースされたFacebook for Androidでは、標準のFacebookアプリを利用するユーザーが喜びそうな機能がいくつか追加された。1つのメッセージで複数の写真を投稿したり、ステータスのアップデートを公開した後にどのユーザーにそれを公開するかを調整したりすることができるようになった。またFacebookによると、Android版アプリはさらに安定した状態になっているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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