「Google Keyboard」がダウンロード可能なアプリとして利用できるようになった。
米国時間6月5日に「Google+」に投稿された記事は、「Google Play」ストアにGoogle Keyboardが登場したことを紹介している。同アプリが提供する「Gesture Typing」(ジェスチャー入力)により、ユーザーは指をドラッグさせながら文字を1字ずつ入力することができる。
Google Keyboardには、他のswipe-to-write式のキーボードと競合する興味深い特徴がいくつかある。中でも注目すべきは、無料で提供されることだ。これに対して、競合するアプリのほとんどが無料ではない。また、Google Keyboardは入力候補の予測、オートコンプリート、音声認識、26カ国語のサポート機能を備えるが、キーボード自体は現時点で英語のみの対応になっている。
その一方で、Google Keyboardは「Android 4.0」(開発コード名「Ice Cream Sandwich」)以降でしか利用できない。Ice Cream Sandwichや「Jelly Bean」の導入は進んでおり、現在Android搭載端末の60%前後を占めているものの、アクティブなAndroid搭載スマートフォンの3分の1以上に依然として「Android 2.3」(開発コード名「Gingerbread」)が搭載されている。
とはいえ、Googleは匿名のブログ投稿において、こうした競争的側面については重要視せずに、「ほかのお気に入り」の機能として「SwiftKey」と「TouchPal」を挙げている。どちらかといえば、Googleはキーボードをアプリとして提供することで、他のキーボードメーカーではなく、標準のAndroidエクスペリエンスに変更を加えているサムスンやHTCなどの企業に対抗しようとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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