ソーシャルゲーミング企業のZyngaは米国時間6月3日、18%の人員を削減し、複数のオフィスを閉鎖することを明らかにした。さらなるコスト削減によって、傾いた船を立て直す狙いだ。
Zyngaは同社ブログで、このニュースを発表した。Zyngaが再び成長するためにはまず縮小しなければならない、と最高経営責任者(CEO)のMark Pincus氏はメモの中で従業員に伝えている。どういうわけか、創設5年目の同社では、誰もそうした状況に「直面することを予期」していなかった。
Zyngaの「兄弟姉妹たち」は「痛みを伴う別れ」とともに、かなりの額の退職手当を手にすることになるだろう、ともPincus氏は述べた。
AllThingsDの報道によると、Zyngaはニューヨークとロサンゼルス、ダラスのオフィスを閉鎖する予定だという。
520人規模のレイオフに伴って、ほかのインフラストラクチャコストの削減も実施される。
デジタル農場ゲーム「FarmVille」はすぐに人気を博したが、その後の新作タイトルは同様の成功を収めることができておらず、Zyngaは同社をウェブベースのソーシャルゲームの最先端まで推進した勢いを取り戻すのに苦労している。Zyngaが2012年に着手したコスト削減に加えて、モバイルも同社の転換計画の主要な要素だ。その計画は、同社が利益を確保するのには役立ったが、ゲーマーの流出は阻止できていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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