Xbox Oneのコントローラは少しの間ながらも触ってみる機会があったものの、ソニーの「PlayStation 4」(PS4)向け「DUALSHOCK 4」を触ってみる機会は米国時間6月11日から開催されるゲーム見本市「E3 2013」までなさそうだ。しかし、現時点でこれらを比較する方法がいくつかある。
DUALSHOCK 4は前面にクリック可能なタッチパッドを搭載することで差別化を図っている。これにより開発者がゲームを設計する際、新たな選択肢を手にできるようになる。ただ、実際の応用事例はまだ出てきていない。
また、DUALSHOCK 4上のライトバーは移動検出にも用いられる。これによってPS4からコントローラの位置を検出、追跡できるようになるため、ソファーに座ってマルチプレーヤーゲームを行う際などで、必要に応じて分割画面の表示位置を調整できるようになる。Xbox Oneでも同様に、Kinectの力を借りて、誰がどのコントローラを持っているのかを自動的に追跡できるようになるはずだ。
また、DUALSHOCK 4にはSHAREボタンや内蔵スピーカー、ヘッドホンジャックが装備されている。SHAREボタンによりプレーヤーは手早くゲームの映像をインターネット上にアップロードし、他の人たちと共有できる。Xbox Oneでもこういった機能が搭載される予定であるものの、使い方やゲームの映像をどこで共有できるようになるのかといった詳細は明らかにされていない。Microsoftは、ユーザーの操るゲームキャラがボスの居場所に到達したり、特定のレベルに達した際に録画が開始されるような機能をゲームに組み込めるようにしていると述べている。
コントローラとの接続は、Xbox OneがWi-Fi Directというテクノロジを使用しているのに対し、PlayStation 4はBluetooth 2.1+EDRを採用している。データシート上の比較によると、Bluetooth 2.1+EDRの理論上の最大速度は3Mbpsとなっている一方、Wi-Fi Directの理論上のスループットはそれをはるかに上回る250Mbpsとなっている。ただ、この違いが目に見えるかたちで出てくるかどうかはまだ分からない。Xbox Oneの場合、Microsoftが音声チャット用のマイクや、キーボードパッドの上位版のようなアクセサリをリリースすれば、この違いが重要となってくるかもしれない。
今これら2つのコントローラを比較するうえでの問題は、両社の考えている本来の設計目的、すなわちゲームのプレイ方法をわれわれはまだ実際に知らないという点にある。E3 2013で多くのゲームプレイができることを望む。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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