Taskboxは、GmailおよびGoogle Appsに対応したメールアプリだ。メールアプリといっても、受信箱(Inbox)に受けたメールをスワイプでタスクに振り分けてInboxをゼロにし、メール処理を効率化するのがTaskboxの目的だ。タスクに振り分けられたメールのステータスは、Dashboard(ダッシュボード)の一覧で確認できる。似たコンセプトのアプリにMailboxがあり、操作性も似ている。どちらを選択するかは好みと、Google Appsを利用しているかどうかで判断するしかない。
Taskboxでメールを受信したら、各メールのタイトルと3行または4行の本文を見て、タスクへ追加するか、アーカイブするか、あるいは削除するかを判断し、メールのタイトルを左または右にスワイプして処理する。右に短くスワイプするとタスクに追加、右に長くスワイプすると完了、左に短くスワイプするとアーカイブ、左に長くスワイプすると削除となる。必要なメールは右へ、不要なメールは左へ、と覚えると楽だ。
タスクにしたメールには、優先順位、期日、担当者を割り当てることができる。メールに優先順位、期日、担当者を割り当てるには、メール本文を表示した状態で、画面右上にある「…」アイコンをタップする。「Priority(優先順位)」は5段階で設定できる。期日は、カレンダーの目的の日付をタップして選択する。担当者は、「ASSIGNEE(担当者)」に表示されている連絡先から選択するか、画面左下の人型のアイコンをタップして選択する。これにより、メーラーがそのままタスク管理ツールとなる。
どのようなタスクがあるのか、全体を見渡すにはダッシュボードが便利だ。ダッシュボードでは、タスクとなっているメールが優先順位別に何通あるか、担当者として実行する必要のあるメールが何通あるかを一覧できる。数値をタップすると、メール一覧にジャンプする。各メールには、タグを付けて管理することもできる。
Taskboxは、メールがそのままタスクになることが多い人にとって、とても便利なアプリだ。ただ、筆者の経験では、auの携帯電話に送ったメールの返信では、タイトルが文字化けしていた。本文は問題なかったが、絵文字が入ると文字化けする可能性が高い。その点だけ気を付けていればまったく問題はなく、非常に使い勝手のよいメーラーであり、タスク管理アプリだ。
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