ZowTaskは、Evernoteのノートをタスクとして扱うことができるタスク管理アプリだ。タスクをリストに振り分けたり、タスクに優先順位や期日を指定することができる。注意すべきは、Evernoteのチェックリストをタスクとして読み込むわけではなく、ノートタイトルをタスクとして扱えるようにするという点だ。ノート本文に書かれている内容を、ZowTaskから参照することはできない。しかし、その独特の使い方さえ受け入れられるなら、Evernoteをタスク管理に使いたいと考えている人にとっては便利なアプリになるだろう。
ZowTaskとEvernoteを連携させると、Evernote内に「ZowTask」というノートブックが作成される。基本的には、このZowTaskノートブック内のノートをタスク管理に使うのが分かりやすい。しかし、ZowTaskノートブック以外にも、ノートブックを読み込むことはできる。ノートブックを追加する場合は、「ノートブックの管理」から、既存のノートブックを選択してZowTaskに読み込む。選択したノートブック内のノートタイトルが、タスク一覧としてZowTask内に表示されるようになる。
優先順位とリストに関しては、自動的に作成されるEvernoteのタグを基準に振り分けが行われる。優先順位のタグは、「==P1==」「==P2==」のようになり、P1~P5まであり、リストのタグは「==02_NextAction==」「==03_SomeDay==」のようになり、00~06まである。また、リストは自分で追加することも可能だ。Evernote上にノートブックやタグが勝手に作成されることに違和感を感じる人は、ZowTaskを使うことに抵抗があるかもしれない。しかし、この点をうまく利用すると、Evernoteからもタグでタスクを絞り込むことが可能になり、タスクとして扱っているノートを探しやすくなる。
タスクのリストへの振り分けや、期日の指定は、1つずつ行うことができるほか、複数のタスクをまとめて処理することもできる。タスクには、場所を指定したり、ZowTaskのタグ以外のタグを指定することも可能だ。優先度順を並べ替えたり、「フォーカス」機能を利用して、期日を過ぎたタスク、次のアクション、または優先度2以上のタスクのみを表示したりすることもでき、基本的なタスク管理機能は備わっていると言っていい。タスクの数だけEvernoteのノートが作成されるので、大量のタスクを扱うのには向いていないが、タスクの数が限られており、Evernoteですべてを管理したいという場合には重宝だ。
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