Thread Contactは、白と水色を基調にしたデザインのスタイリッシュな連絡先アプリだ。iPhone標準の連絡先アプリとはかなり趣が異なる。管理できるのは、通常の連絡先だけではない。Twitterでフォローしている人たちのアカウント情報を読み込んで管理することもできるのだ。ただし、フォローしている人が多いと、一覧で目的の人の情報を探しにくくなるため、Twitterの情報を非表示にすることも可能だ。また、iPhone標準の連絡先アプリではできないグループの作成機能があるほか、お気に入りの連絡先に素早くアクセスできる。
iPhone自体の連絡先を読み込むかどうかは、「SETTINGS(設定)」画面で選択できる。「Address Book」をOnまたはOffにするだけだ。TwitterやFacebookとの連携もこのSETTEINGS画面で行う。また、姓名の表示順を「Last/First(姓・名)」または「First/Last(名・姓)」にするかを選ぶことも可能だ。
ホーム画面では、0~9、A~Zの英数字が表示されており、上下にドラッグして、英数字を前後に進める。そして、たとえば、Aでタップすると、Aから始まる名前の一覧が表示される。ただし、日本語の取り扱い自体に問題はないが、このホーム画面から日本語の姓名にたどり着くことはできないため(50音順には未対応)、日本語のみで登録している連絡先の場合は、検索画面から特定の人の名前を検索して探す。Thread Contact内からは、電話をかけることもできる。連絡先を選んで電話をかけられるのはもちろん、DIALER(ダイアラー)画面で番号を直接タップしてかけることできるのだ。iPhone標準の電話アプリ内のキーパッドよりもお洒落な画面で、電話をかけるのが楽しくなる。
グループの作成は、「GROUPS」画面で行う。グループ名には日本語も使用できる。画面右上の「+」アイコンをタップして、グループ名を入力する。作成したグループに連絡先を追加するには、グループに追加したい個人のページに移動し、ページの最後にあるグループ一覧の右端にある、正方形のアイコンをタップする。正方形のアイコンが青くなれば、グループへの追加は成功だ。
個人のページでは、画面右上のハートマークをタップすれば、FAVOURITES(お気に入り)に登録される。編集する際は、ハートマークの隣の工具のアイコンをタップする。編集が終わったら、画面を右にスワイプすると、元の画面に戻る。画面中程の左端にある数字のアイコンをタップすると、当該人物と会う予定を作成できる。この連絡先を他の人と共有する場合は、人型のアイコンをタップする。電子メールやメッセージで連絡先の内容を送信できる。
デザインがシンプルすぎる上、ヘルプなどもないため、アイコンをさわったり画面をスワイプしてみたりしながら操作を覚えるといった感じだ。そのため、慣れない人には分かりにくい操作があるかもしれない。しかし、それを補ってあまりあるデザインと機能を持っているので、特にグループで連絡先を管理したいと思っている人は、入れてみる価値があるだろう。
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