戦地から帰還した父と少女との再会を描いたイラストが、Googleのロゴデザインコンテストで最優秀賞を受賞した。
米国時間5月23日にGoogleのホームページに掲載された「Coming Home」(帰郷)は、シンプルだが力強い作品だ。この中では、1人の少女が米国旗を手に父親と再会しようと駆け寄る。帰還兵が現れ、2人は見つめ合う。そしてついに固く抱き合い、再び会えた瞬間をかみしめる。
ウィスコンシン州スパータに住む12年生(日本の高校3年生にあたる)のSabrina Bradyさんが制作した「Coming Home」は、「2013 U.S. Doodle 4 Google」コンテストの全米1位を獲得するにあたり、激しい競争を強いられた。Googleにはコンテストへの13万件を超える応募が寄せられ、投票数は数百万件にのぼった。しかし、最終的にSabrinaさんのイラストが明らかに投票者の心を動かした。
「Sabrinaさんのdoodle(デザインロゴ)は、多くの作品の中でも際だっていた」と、Googleは22日の公式ブログで述べた。「それ(作品)は、18カ月のイラク派遣から戻った父親と彼女が再会した時の話を伝えている。Googleという文字を創造的に使ってこの感動的な瞬間を描いたことが、全米の投票者とわれわれGoogleの全スタッフの共感を呼んだ」
Sabrinaさんは、自身の作品がGoogleのホームページに掲載されたほか、大学へ通うための奨学金3万ドル、「Chromebook」コンピュータ、そして通っている学校への5万ドルの技術助成金を受け取る。Sabrinaさんはこの秋、ミネアポリス芸術デザイン大学に入学する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」